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07 September

里親になる 1














































ちゃーにゃんを「前の」猫と呼ぶようになってしまうことに、
ものすごい違和感がありました。
前の猫ってなに?ちゃーにゃんはずっとずっとウチの猫だよ?みたいな。


白血病はヤかもとか、エイズもヤかもとか、思っちゃう自分がつらい。
私はそんなことを考える人間だったんだと思うと苦しくて猫なんかもう飼えないと思いました。


でも、猫に選ばれたかったら、まず自分が選ばれるような人間にならないとダメですよね。
ちゃーにゃんはよくこんなグダグダ夫婦のところに来てくれたなーと思います。
いいやつだ…



そして、やっぱり、どうしても私たちは猫が好きなんですよね。
猫がいないとダメなんですよ。
なんだかもう、いろんな気持ちがあっちいったりこっち行ったりしましたが、
もう一度猫と暮らしたい、という気持ちがやっぱりいちばんの本心で、あらがえなかったです。

ちゃーにゃんも天国で見てる。
ちゃーにゃんのことはもう心配いらないんだから、
毛皮の着替えをのんびり待つあいだは、いま、この世にいるおなかすかせた猫を、おなかいっぱいにしてあげよう。
世界中の猫は無理だけど、ウチの猫を。

ウチの猫を探そうと思ったのでした。





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