サプリ・食事・グッズ
扁平上皮癌と診断されてから、ちゃーにゃんに与えたサプリと食事、看病に便利だったグッズです。
(グッズのところに、患部が映っているちゃーにゃんの写真がありますので、苦手な方はお気を付けください)
■サプリ
・アウレオEF forペットペットのためのβグルカン+EF乳酸菌
株式会社アウレオから販売されている「アウレオEFforペット」6ml×30袋 定価¥6,264
知り合いの方に勧められて与えることしました。
免疫力を高めるサプリということです。
最初は1日3mlで与えていましたが、それは健康な猫が、その健康を維持するための量の目安で、
癌対策と考えるならもっと多くあげたほうがいいとのことで、1日18ml~12mlに変えました。
サプリは食品のくくりなので、薬のように用量的なものは特にないそうです。
動物病院やネットストアなどで購入できます。
サプリなので、効いているかどうかは目に見えてはっきりとはわかりませんでしたが、
何がしかの効果があればいいな…というおまじないのような祈る気持で飲ませていました。
基本的に投薬は何もしていないので、食事以外で治療のために飲ませたものはこちらだけです。
■食事
最初はシニア用のやわらかい缶詰を食べていたのですが、じきに口の中が腫瘍でいっぱいになり、それがつっかい棒のようになって口は閉じられないし開けられない状態になりました。
口の奥のすきまになんとか滑り込ませるため、固形物を丸呑みする感じに食べさせるようにしました。
・缶詰・パウチ類
始めの頃は自力で缶詰を食べられていたのですが、腫瘍が大きくなるにつれ口に入れられなくなり、ボロボロこぼしてしまっていました。
ムース系だとすり鉢に入れた時へばりついてくれるので、なめやすいよう器を斜めにしても大丈夫で食べやすそうでよかったです。
カロリーエースなどは栄養もいっぱいで、たくさん飲んで欲しかったのですが、味がお好みではなかったようであまり飲んでくれませんでした。
ムースをかつおだし水などで割ったもののほうがごくごく飲んでくれました。
・ささみのたたき
ささみはラップで包んでタッパーに入れて、食べさせる直前に茹でていました。
生食にするので買うときは2日分くらい(4本)。
ささみの生肉はやわらかく、食べやすく、そしてもともとちゃーにゃんは生肉好きなのでとてもよく食べました。
火を通すと肉は固くなるので、それが腫瘍に当たると痛がって驚いて食べるのをやめてしまうので、
なるべく新鮮で火を通しすぎず、やわらかいままの生肉を食べさせるようにしました。
猫によっては、生肉は合う合わないがあると思います。与える場合はお気を付け下さい。
ちゃーにゃんは子猫のときから生肉が好物でした。
・鶏モモ・刺身・カニカマ
鶏モモはささみよりは増血作用もあり、不飽和脂肪酸(オメガ3)を含んでいるとのことだったので、
ささみに飽きはじめてきたくらいから食べさせるようにしました。
まぐろもDHAが豊富でいいと思ったのですが、たくさん食べるとあとで吐くので、ささみと合わせて食べさせました。
この他に、牛肉、馬肉、かつおぶしをぬらしてボール状にしたもの、竹輪、サーモンの刺身など。
本当はカニカマや竹輪など人間の食べ物は、猫には塩分が濃くてダメなんだと思いますが、なにも食べないよりは、たとえ人間の食べ物でもお腹に入れてほしくて、ささみに飽きないように少しずつ与えていました。
■グッズ
腫瘍がつっかえて口が閉じられないので、粘性のあるよだれと、よだれまじりの血が常に口からポタポタと垂れていました。気になるのか、前足で口のあたりをひっかくようにするのでよだれが前足について汚れ、また口の周りや胸のあたりも汚れます。
床にもよだれの汚れが点々とつき、それを自分で踏んで足も汚れてしまうのです。
血の汚れがついたまま放置しておくと、場合によって皮膚がかぶれてしまったりするそうなのですが、腫瘍のせいで体力も落ち、免疫力も下がっていてお風呂には入れられませんので、なるべく体を汚さないように血やよだれをぬぐってあげたり、まめに掃除をするようにしました。
・ウェットティッシュ
よだれが常に垂れているので、ウェットティッシュは必需品でした。
ユニ・チャームの本体は、お店にもよりますがだいたい¥300~¥400くらいで、何個か買って各部屋に置いて、ちゃーにゃんがどの部屋にいてもすぐふけるようにしておきました。
詰め替え用は3個パックもあり、ひとつ¥200前後くらいでした。
紙はやわらかく、湿り気もほどよく、舌が出なくて毛づくろいが出来なくなったちゃーにゃんの体をふいてあげたりするのに重宝しました。
ジョイペットの方はそれにくらべて紙が薄く湿り気も控えめな感じなのですが、粘り気のあるよだれをぬぐうのには乾いてるほうが都合がよく、コストコで8個パック入りが売っていたのでガンガン使いました。床を拭くのにもよかったです。
床を拭くのは、基本的には古いTシャツなどを15センチ×15センチくらいに切ったウエスを大量に作って、これもカゴなどに入れて各部屋に置き、使っていました。
・エリザベスカラー
ぬぐうのが追い付かないくらいよだれや血が出るようになったら、エリザベスカラーをつけました。市販の医療用のカラーは嫌がってつけてくれなかったのですが、ネットで検索したらシャンプーハットでもカラーが作れることを知り、とても軽い素材だったせいかこれは気にせずつけてくれました。このシャンプーハットは100円ショップで買ったものです。
ナプキンはよだれや血で汚れたら、まめに取り換えるように気をつけました。
・眉コーム・ブラシ
ちゃーにゃんの腫瘍は口の中だったので、顔の皮膚には影響はありませんでした。しかし血やよだれが口の周りについたものが乾くと、黒ずんだ粘土のように固まった汚れになりました。それはウェットティッシュやタオルでどんなに拭いてあげても取れませんでした。どうしたらキレイにしてあげられるのか悩んだすえ、100円ショップで眉コームを買ってきて、それでそーっと梳いてあげたら、汚れがぽろぽろと落ちたので本当に嬉しかったです。細かい汚れはブラシのほうでそっとそっと掃くように取って、最後はウェットティッシュでふいてあげるとキレイになり、口の周りの毛もふわふわに戻りました。
・消毒・消臭
腫瘍のせいで免疫力が下がっているので、ちょっとしたバイキンでも感染症をおこすかもしれないということだったので、ちゃーにゃんが使うシリンジなどはその都度、赤ちゃんの哺乳瓶消毒液で消毒していました。
また、腫瘍が大きくなるにつれ、独特な口臭が強くなりました。けっこうきつい臭いなので、窓を開けて換気をしたいのですが、ちょうど季節が夏で、この口臭につられてかコバエが発生しやすく、ちゃーにゃんの口元にたかるので、消臭にも努めました。
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