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04 September ペットロス 1 この日のことを思い出すと、自分でもちょっと変だったなあと 悲しくも不思議な気持ちになります。 声をあげて泣きながら、全部の部屋を回ってちゃーにゃんを探して、 でもいない。どこにもいない。 いないのはわかっています。 もちろん頭では、ちゃーにゃんが死んだことはわかっているんです。 わかっているのに、探さずにはいられませんでした。 そんなはずない、ちゃーにゃんがいないなんてそんなことあるはずない、と。 火葬が終わって日常にもどると、 いつもそこにいた、ちゃーにゃんの存在の欠如は 体がバラバラになりそうなくらい受け入れがたかったです。 帰りの電車の中でも、ちゃーにゃんが死んだことはわかっているのに ちゃーにゃんがふかふかの布を喜んでくれるかな、なんて考えているなんて あのウキウキとした気持ちはなんだったんでしょう。 自分の脳ながら、今でもあの時の気持ちは説明が出来ません… サンテグジュペリの「星の王子さま」の中に、 「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ…」という一文があるのですが、 ああ、ちゃーにゃんは井戸だったなあ、と…思ったりします。 砂漠の中の、水をたたえた井戸でした。 ちゃーにゃんがそこにいるだけで、部屋は幸せな魔法にかかっているみたいだった。 ちゃーにゃんがいないなんて、部屋がおかしくなったみたい。 井戸がない砂漠にいるみたい。 この世に、こんなつらいことがあるのかと思いました。 PR http://sasunyan.blog.shinobi.jp/13./%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%80%80%EF%BC%91ペットロス 1