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04 September

ペットロス 1






 
 





 


















 

























この日のことを思い出すと、自分でもちょっと変だったなあと
悲しくも不思議な気持ちになります。


声をあげて泣きながら、全部の部屋を回ってちゃーにゃんを探して、
でもいない。どこにもいない。

いないのはわかっています。
もちろん頭では、ちゃーにゃんが死んだことはわかっているんです。
わかっているのに、探さずにはいられませんでした。
そんなはずない、ちゃーにゃんがいないなんてそんなことあるはずない、と。

火葬が終わって日常にもどると、
いつもそこにいた、ちゃーにゃんの存在の欠如は
体がバラバラになりそうなくらい受け入れがたかったです。


帰りの電車の中でも、ちゃーにゃんが死んだことはわかっているのに
ちゃーにゃんがふかふかの布を喜んでくれるかな、なんて考えているなんて
あのウキウキとした気持ちはなんだったんでしょう。

自分の脳ながら、今でもあの時の気持ちは説明が出来ません…


サンテグジュペリの「星の王子さま」の中に、
「砂漠が美しいのは、どこかに井戸をかくしているからだよ…」という一文があるのですが、
ああ、ちゃーにゃんは井戸だったなあ、と…思ったりします。
砂漠の中の、水をたたえた井戸でした。
ちゃーにゃんがそこにいるだけで、部屋は幸せな魔法にかかっているみたいだった。

ちゃーにゃんがいないなんて、部屋がおかしくなったみたい。
井戸がない砂漠にいるみたい。



この世に、こんなつらいことがあるのかと思いました。






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