30
August
その日 3
なんとなくなのですが、
「ちゃーにゃんはきっと言われた余命なんかより長く生きるに違いない」と思っていて、
2~3ヶ月という余命も、ちょっと短めに言ってるんだよきっと…とか思ってました。
暮れまで頑張ってくれたら、いやいや一緒にお正月を迎えられたら、…と思っていたのです。
今までも、ちゃーにゃんの病気が進行していくのを思い出しながら描くのはつらかったですが、
それでも、今、この漫画の中ではちゃーにゃんは生きてる、と思うと、描くのは楽しかった。
でも、もう生きてるちゃーにゃんを描くシーンが終わってしまったのかと思うと、とても寂しいです。
これが、ちゃーにゃんが残してくれた防波堤の犬歯です。
ちゃーにゃんの、命が尽きるそのときに溶け落ちたことが、
なんとなく、そうなるべくしてなったのかな…と思わずにはいられませんでした。
この犬歯は小瓶に入れて、今も漫画を描くペンタブの隣に置いています。
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